どのようなものでも仕組みを知っているのと知っていないのでは、理解の深度が違うためそれに関する知識も違ったものになります。
水などに浮かんだ油を回収する浮上油回収の仕組みも、しっかりと理解しておくことが大切です。
そうすることにより誰かに教えたりしなければいけないときに、論理的に教えることが可能です。
そのためにもどういった原理で除去できるのか、その方法をしっかりと理解して教えられるくらい深めていくことが大切になります。

「百聞は一見に如かず」だから教材を作成

浮上油回収は簡単に説明すると、水に浮かんだ油を吸い込んで油だけを除去し液体はもとに戻すものになります。
しかしこれだけを言われてもどのようなものか具体的に想像することは難しく、そのためにもしっかりとした教材を作成することが大事です。

百聞は一見に如かずという言葉もある通り、人づてに百回聞いたとしても自分で一度見たものの方がしっかりと理解しやすいものです。
このようなことからただ文字や言葉で説明をするのではなく、教材を作成して実体験させることが大切になります。
教材を作るとなると面倒に感じてしまいますが、本格的なものではなく簡易的なものでも仕組みは似ていたりするのでそこまで難しく考える必要はありません。

教材は教える道具としても十分に活用できるものですが、自分がどれだけ全体及び部分部分を利化しているかを把握するのにも役立ちます。
誰もがわかりやすい教材を作成して、体験してもらうことが仕組みを知る上では大切です。

意外と簡単に作れました

浮上油回収装置は産業などで使われているものは、複雑なつくりをしていたりするため学校などで教える教材として作るのは難しいです。
しかし原理としては水上の油を回収して除去することをベースと考えれば意外と簡単に作ることもできます。

必要なことは水上の油を吸い込むことができる物なので、灯油などの手動ポンプなどでも利用することが可能です。
手動ポンプにホースなどを取り付けて、水上の油を吸い込めるようにします。
吸い込んだ油は出てくるので、そこにろ過装置を設置しておきます。
ろ過装置は油脂を吸着しやすいものを用意することで、水と油に分けることも簡単に行うことが可能です。

一度のろ過では綺麗に分けることができないので、それを二つ三つ作り順番に流れていくようにして最後は最初の場所に戻るようにします。
こうすること簡易的な浮上油回収装置を作ることができるので、仕組みを理解するための教材を作るのであれば比較的簡単に作ることができます。